【卒業生が語る】日本電子専門学校の評判は?就職先やリアルな学校生活をぶっちゃけます

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ここでは実際に卒業した日本電子専門学校についてぶっちゃけていこうと思います

これからIT系専門学校に進学を検討している方の助けになればうれしいです

  1. はじめに自己紹介
  2. なぜ私が専門学校に
  3. 実際の学校生活ってどうなの?
    1. 【1年目のリアル】徹底的な「資格武装」。素人をエンジニアに変える基礎工事
      1. サボったら即詰む。「座学」と「実習」のワンセット地獄、先生は仏
      2. 「資格」による強制レベルアップ
      3. 結果:1年目で手に入れたモノ
    2. 【2年目のリアル】実習増加&課題地獄。そして「実践」
      1. ペア開発で「要件定義」から実装まで。実践力が爆上がりした後期
      2. 3浪の私を救った「プロによる就職対策」
      3. 結果:2年目で手に入れたモノ
    3. 【3年目のリアル】自走するエンジニアへの最終試験
      1. 卒業制作:まるで「小さな企業」
      2. 「習ってない」なら調べるしかない!
      3. 結果:3年目で手に入れたモノ
  4. 【就活の実態】就職活動はもちろん早めに
    1. 合同企業説明会は「最初の1回」が勝負
    2. 「求人票」という隠しダンジョン
    3. キャリアセンターを使わない手はない
    4. やる気さえあれば、就職できる
  5. 【就活戦績】3浪・専門卒が「安定」を求めて就活した結果
    1. 私の就活結果(主なエントリー先)
    2. 「学歴フィルター」はあったか?
  6. まとめ:どんな人におすすめか?
  7. 【正直レビュー】入学前に知っておくべき「落とし穴」
    1. 「死角」が多いので、サボろうと思えば無限にサボれる
    2. 先生による「当たり外れ」がある
    3. デジタル提出ゆえの「コピペ疑惑」

はじめに自己紹介

rituです!

【現在】

大手IT企業のグループ中核企業にて、インフラシステムの設計・構築を担当。

【経歴】

普通科高校卒業後、3年間の浪人生活を経て日本電子専門学校(高度情報処理科)へ入学。

【スタート地点は「超」初心者】

入学当時はショートカットキー(Ctrl+C)すら知らず、キーボードは両手の人差し指でポチポチ押すレベル。

さらに「モニターがパソコン本体」だと本気で思い込んでいた完全な素人でした。

そんな知識ゼロの状態から、専門学校へ入学し、現在のキャリアを築きました。

なぜ私が専門学校に

なぜ私がなぜ専門学校を選んだのか?——それは「逃げ」でした

正直に告白します。実は私、高校卒業後に3年間の浪人生活を送っていました。

「勉強のため」という名目でしたが、現実は誘惑に勝てず、アニメやゲームにどっぷりハマる日々。机に向かうよりもモニターを見つめる時間の方が長い、まさに自堕落な生活をだらだらと続けてしまいました。

さすがに3年目を迎え、「そろそろ進路を決めないとマズい」と焦り始めました。本音を言えば「もうこれ以上、受験勉強はしたくない」という逃げでした。

受験勉強はもうやりたくない!

そこで浮上したのが勉強しなくても入学できる「専門学校」という選択肢です。

分野をどうするか考えたとき、ふと頭に浮かんだのは「パソコンをカタカタ操作している人って、なんかカッコいいな」という、非常に単純な憧れでした。

「勉強は嫌だけど、カッコいいエンジニア(ハッカー?)になってみたい」。

そんな不純で短絡的な動機が、私のITキャリアのスタート地点でした。

実際の学校生活ってどうなの?

学校生活を振り返って、学年ごとにまとめてみようと思います

【1年目のリアル】徹底的な「資格武装」。素人をエンジニアに変える基礎工事

まず、これから入学する人に正直なデメリットを伝えます。

専門学校には、大学のような「自由なキャンパスライフ」はありません。毎日みっちりと授業が詰まっており、感覚としてはまさに「高校の延長」でした。

▼ 学んだ技術

  • 言語: Java, HTML, CSS, JavaScript
  • DB: Oracle SQL (Silver取得レベル)
  • 知識: 基本情報技術者試験の全範囲

サボったら即詰む。「座学」と「実習」のワンセット地獄、先生は仏

当時は週3日がオンライン授業。先生の目が届かないため、ぶっちゃけ「サボろうと思えばいくらでもサボれる」環境でした。

しかし、私はそこで踏みとどまりました。いや、正確には「恐怖」でサボれませんでした。

なぜなら、この学校の授業は「オンライン(座学)で習い、対面(実習)でコードを書く」という完全連動型だったからです。

特に最初はちんぷんかんぷんだった「SQL」などの授業で座学をサボると、次の実習で何をしていいか全く分からなくなります。

「一度逃げたら、課題がどんどん溜まって留年する……」

留年したくない

そんな負の連鎖が目に見えていたからこそ、オンラインをサボらずに乗り切りました。

……まあ、正直に白状すると、たまに魔が差してサボってしまうこともありましたが(笑)。

それでもどうにか生き残れたのは、間違いなく先生方の存在のおかげです。

授業についていけなくなったり、素人丸出しの初歩的な質問をしたりしても、決してバカにせず、根気強く教えてくれました。本当に感謝しています。

「資格」による強制レベルアップ

完全素人が「基本情報」に合格できた理由。そして衝撃の合格率

入学当初は経験者のクラスメイトに囲まれて焦っていましたが、私を救ってくれたのは学校の「手厚い資格対策」でした。

特に国家試験である「基本情報技術者試験」への対策で「駆け出しエンジニア」レベルまで引き上げてくれました。

▼ 「科目A免除制度」という裏技?

この学校には、指定のカリキュラムを受けて免除試験に合格すると、本番の試験で「A問題(旧:午前問題)」が免除されるという制度があります。

「これさえ取れば、本番はB問題(午後)だけに集中できる!」

そう思って必死に勉強し、私も見事に免除資格を勝ち取りました。

しかし、この試験の難易度は高く、クラスメイトの多くが挑み、1年と2年にそれぞれ2回ずつ合計4回分チャンスがありましたが合格したのはクラスでたったの6名。

「ちゃんとやっていれば受かる」はずなのですが、現実はそうそう甘くないですね。

結果:1年目で手に入れたモノ

その結果、実際に1年目の2月には「基本情報技術者試験」を取得することができました!

あの時、先生に支えられながら必死に築いた「基本情報の知識」と「SQL」

これらは単なる資格知識ではなく、その後の2年生の授業(システム開発実習)で、自分を助ける大きな武器になっていくことは後々知ることになりました。

【2年目のリアル】実習増加&課題地獄。そして「実践」

1年生で基礎を固めた後、2年生では一気に「実践モード」へと突入しました。

オンライン授業は週2日に減り、対面での実習が増加。それに比例して、私を待っていたのは1年目を遥かに凌ぐ「課題地獄」でした(笑)。

課題が多すぎる。。

▼ 2年目で学んだ技術・カリキュラム

  • 応用開発: Java, JS, HTML, CSS(1年の応用)、Javaでのロボット制御、サーブレット、jsp、linux
  • 設計スキル: UMLを用いた設計技法
  • ビジネススキル: 企業講師による「品質管理」、「プロジェクト管理」
  • 知識:データベース

ペア開発で「要件定義」から実装まで。実践力が爆上がりした後期

特に後期の「進級制作」は、これまでの学校生活の集大成でした。

2人1組のペアで1つのWebアプリケーションを作り上げるのですが、ただコードを書くだけではありません。

最初に決められた課題を抱える顧客に対して

  • 要件定義(どんな機能が必要か決める)
  • 設計(UML図を書く)
  • 実装(Java/DB等で形にする)

この「上流から下流まで」を自分たちでやり切ることで、点だった知識が線に繋がりました。

また、進級制作での一番の壁は、技術よりも「コミュニケーション」でした。。

2人で一つのモノを作るため、些細な設計方針の違いで意見がぶつかることもありました。

「なぜそうするのか?」を言葉にして相手に伝え、納得してもらう難しさ。時には意見を戦わせ、時には譲り合いながら進める作業は、正直コードを書くより大変でした(笑)。

意見が通らないこともしばしば。。

そして1年目、2年目で覚えたSQLやJavaを総動員し、実際に動く形にした経験はとてもやりがいを感じました。

3浪の私を救った「プロによる就職対策」

そして、進級制作と同じくらい大きかったのが「就職対策授業」です。

実際のプロの講師が、面接マナーからエントリーシート(ES)の書き方まで、手取り足取り教えてくれます。

正直、3浪して経歴に大きなハンデがある私は就活に恐怖しかありませんでした。

しかし、ここで「内定獲得するための方法」を徹底的に学べたことが、結果として現在の大手グループ企業への内定に直結したと感じています。

結果:2年目で手に入れたモノ

進級制作を通して「開発の一連の流れ」を掴み、ペア開発を経て「チームでのコミュニケーションの取り方」を感じました。

また、授業内で苦労して作りあげた自己分析シートは、練習で終わらずそのまま実際の就職活動で使用。これが多くの企業選考に臨むための、最強の装備となりました。

【3年目のリアル】自走するエンジニアへの最終試験

3年目は、これまでの「教えてもらう」姿勢から、「自分たちで考えて動く」姿勢への完全な切り替わりでした。

▼ 3年目のカリキュラム・活動

  • 技術面: Oracle Cloud, Python, Linux, Androidアプリ開発
  • 制作面: 4人1組での卒業制作
  • キャリア面: 先生による厳格な就職指導、面接対策

卒業制作:まるで「小さな企業」

3年目の中心は、圧倒的に「卒業制作」です。

プロセスは本格的で、まずクラス内で「作りたいシステム」をプレゼンし、投票で決まった案に対して「この指とまれ」方式でメンバーを募ります。(私の案も選ばれてしまいました。。)

私は4人1組のチームで開発に挑みましたが、ここで「大きな壁」にぶち当たりました。

2人の時とは違い、意思疎通の難易度が激増。役割分担をしたはずなのにタスクが漏れたり、仕様の認識がズレたり……。

「人数が増えるだけで、ここまでマネジメントが難しくなるのか」と痛感しました。

進級制作とはレベルが違いました。。。。

「習ってない」なら調べるしかない!

卒業制作にて授業内で習った知識を総動員するのは当たり前ですが、それだけではまったく足りません。

作りたい機能のために授業で習っていない技術が必要なら、自分たちで調べて実装する。これは、卒業制作をするにあたって必須でした。

各班に先生は1人付き、一応アドバイスなどはしてくれますが、手取り足取り助けてはくれません。「やらなきゃ終わらない」という危機感の中で、エンジニアに必須の「自分で調べて解決する力」が叩き込まれました。

結果:3年目で手に入れたモノ

正直に告白すると、私たちの卒業制作プロジェクトは完全に炎上していました(笑)。

進捗は遅れ、未知の技術に何度も苦戦して、「これ本当に終わるのか……?」という絶望感がチームをどんよりと覆っていた時期が多かったです。

それでも最後は、チーム4人で力を合わせ、毎日学校に居残って開発を続けました。今となっては、あの追い込まれた日々も懐かしい思い出です。

大きく成長できました

▼ 炎上から学んだ「3つの教訓」

この修羅場(軽いデスマーチ?)を通して、私はエンジニアとして大切なことを身体で覚えました。

「自分で調べて解決する力(自走力)」



未知のエラーが出ても自ら調べて、助け合って解決するしかない。この経験が、受け身であった私の認識を大きく変えました。

プロジェクト管理と「要件定義」の重要さ

なぜ炎上したのか? それは「要件定義の詰めや進捗管理が甘かったから」です。

曖昧なまま進めると後で痛い目を見る。この時身に染みて感じた「それぞれの進捗管理の難しさ」と「要件定義の大切さ」は、今の仕事でも教訓にしています。

0から作り切る経験

環境構築から実装まで、何もないところからシステムを生み出した経験。この「成し遂げた経験」が大きな自信になりました。

【就活の実態】就職活動はもちろん早めに

合同企業説明会は「最初の1回」が勝負

日本電子では定期的に小さな説明会や校内模試が開催されていますが、学校主催の大きな説明会は年4回あります。

  • 早期(2月) / 春季(5月) / 夏季(7月) / 秋季(10月)

当たり前ですが、回が進むにつれて大企業や企業数は明らかに減っていきます。

「2月の早期説明会」には有名企業も来ますが、後半になればなるほど選択肢は狭まります。

さらに、専門学校生を募集している有名企業は、大卒に比べるとかなり少ないのが現実です。。。

(私のクラスでは大企業というよりやりたいことを就活の軸にしている人が多かったです)

「求人票」という隠しダンジョン

説明会とは別に、学校に届く「求人票」も見逃せません。

ここにはたまに「有名企業の学校推薦」が紛れ込んでいます。個人的な感覚だと2年生の9月ごろ(3年制の場合)からこまめに確認してみるといいかもしれません

キャリアセンターを使わない手はない

私は「キャリアセンター」をフル活用しました。

クラスに1人専任スタッフがつく手厚い制度なのですが、意外と利用者が少ない印象でした。

私はここに入り浸り、ESの添削や面接練習を徹底的にやってもらいました。親身になって対応してくれた先生のおかげで、大手グループへの内定を勝ち取れたと思っています。

またいろいろと相談ができるので企業選びなど迷っている時も相談に行きました

やる気さえあれば、就職できる

日本電子に入って一番驚いたのは、圧倒的な企業数の多さです。

卒業間際に「就職先が見つからない」と言っているクラスメイトを見たことがありません。

業界全体が人手不足ということもありますが、学校のパイプが太いため、選り好みしすぎなければ「就職する気がある人は、絶対に就職できる」と言い切れるレベルの安心感がありました。

(私が在籍していた時の情報です)

【就活戦績】3浪・専門卒が「安定」を求めて就活した結果

私は「とにかく安定したい」という思いが強かったので、学校の過去の就職実績、説明会のリストを眺め、「母体がデカい企業(大手グループ)」に絞ってエントリーしました。

とにかく安定した企業で働きたい!

結果から言うと、11社受けて5社から内定を頂きました。

3浪というハンデがあったので「全落ち」も覚悟していましたが、蓋を開ければ勝率約5割。自分でも驚きの結果です。

これはキャリアセンターや授業内の就職対策が大きかったです。

私の就活結果(主なエントリー先)

  • 【内定】5社
    • 現在勤務している企業
    • 東証プライム上場の大手独立系SIer
    • 大手総合商社系グループのシステム会社
    • 大手技術アウトソーシング企業 2社
  • 【選考途中辞退・不採用】6社
    • 大手広告代理店グループのシステム会社(二次面接)
    • 大手物流系のシステム会社(一次面接)
    • 大手総合商社のシンクタンク系システム会社(一次面接選考辞退)
    • その他、Webテスト落ち3社(大手Sler、メガベンチャーなど)

「学歴フィルター」はあったか?

結論、全く感じませんでした。

そもそも専門学校に求人を出している時点で、企業側は「専門卒を採用する気」でいます。

「大卒じゃないから落とす」というフィルターはなく、純粋に「技術力」や「人柄」を見て判断してくれた印象でした。

まとめ:どんな人におすすめか?

最後に、この学校が「合う人」と「合わない人」について、正直な数字を交えてお話しします。

結論から言うと、「入学すれば自動的に楽にエンジニアになれる」と思っている人は辞めた方がいいです。

私もこの考え方で痛い目をみました

実際、私のクラスでも「やる気のない人」は少なからずいました。

そして、厳しい課題や実習についていけず、最終的に50人中10人強くらいが静かに姿を消していきました。

これが専門学校のリアルです。約2割は脱落する世界なのです。

逆に言えば、「積極的に学ぶ意識がある人」にとっては最強の環境です。

カリキュラムは実践的だし、先生は親身になってくれます。就職のパイプも太い。

「学校」という環境を使い倒して、自分から動ける人。そういう人なら最高の学校になると思います

私のような3浪・完全未経験からでもできたので大丈夫です。

【正直レビュー】入学前に知っておくべき「落とし穴」

ここまで学校の良いところを中心に書いてきましたが、読み返してみて「これじゃただの宣伝だな」と思ったので、ネガティブな部分(悪いところ)も包み隠さず書こうと思います。

結論から言うと、「流されやすい人」にはかなり危険な環境です。

「死角」が多いので、サボろうと思えば無限にサボれる

オンライン授業がサボりやすいのは言うまでもありませんが、対面授業でも罠があります。

実習室はパソコンが並んでいるため、先生の目が届かない「死角」が大量にできます。

そのため、授業中にこっそりスマホをいじったり、ゲームをしたりしている学生も実は多いです。

「周りが遊んでいるから自分も……」と流されやすい人は、あっという間に落ちこぼれてしまいます。

先生による「当たり外れ」がある

正直、先生によって授業の分かりやすさに差があります。

常勤(学校専属)の先生は教え方がうまく、非常に分かりやすいのですが、問題は外部から来る非常勤の先生です。

現役エンジニアの方も多いので知識は凄いのですが、「教えるプロ」ではないため、進度がやたら早かったり、説明が直感的に分かりにくかったりする割合が若干高いです。

(※ただ、質問に行けば、どの先生も真摯に答えてくれました)

みんないい先生なんですけどね。。。

デジタル提出ゆえの「コピペ疑惑」

課題は基本的にパソコンデータで提出します。つまり、物理的なノート提出と違って「おトモダチの答え」を簡単にコピペできてしまうのです。

実際に、友人のデータを拝借して提出している人がバレて、単位取り消しになった例もあったそうです。

楽をしようと思えばできてしまう環境です。ここで誘惑に負けてコピペで乗り切ろうとすると、スキルが何も身につかないまま卒業を迎えることになります。


管理人:21歳情報学生

アニメ大好き!
ふとブログを作りたいと思いブログ制作
いままで見たアニメをブログに書いてます!

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